【建設会社の本音】「関わるみんなの幸せ」って何?

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【建設会社の本音】「関わるみんなの幸せ」って何?


「関わるみんなの幸せを大切にしています。」


建設業に限らず、企業のホームページなどでよく見かける言葉ではないでしょうか。

実際に弊社でも、この言葉を掲げ、常に考えながら日々の仕事に向き合っています。


しかし、現場の最前線で泥臭く働く土木作業員の方からすれば、少し綺麗事に聞こえるかもしれません。

「みんなが幸せになるなんて、そんな都合のいい話が本当にあるのか?」と感じる方もいるでしょう。


私自身、建設業という現場の中で長く仕事をしてきて、その言葉を実現することの難しさを何度も痛感してきました。


例えば、工事の話ひとつ取ってもそうです。


「もう少し安くならないですか?」

「工期を少しでも早くできませんか?」


お客様からのこうしたご相談は、決して珍しいものではありません。

できる限り応えたい、という気持ちはもちろんあります。


でも、その要望をそのまま受け入れることが、

本当に“関わるみんなの幸せ”につながるのか。


だからこそ、今回は求人を探しているあなたに向けて、経営者としての私の「本音」をお伝えしたいと思います。




■現場のプライドを傷つけられた「ある出来事」


なぜ、「みんなの幸せ」が綺麗事に聞こえてしまうのか。

それは、建設業界において「誰かの利益」が「現場の無理」の上に成り立っているケースが少なくないからです。


以前、こんな出来事がありました。


ある現場で、無事に工事が完了した直後に、取引先から突然

「この単価は聞いていない」と言われ、値下げの話を持ちかけられたのです。


ちょうどその時期は繁忙期。私たちは最優先事項として進める代わりに、

単価の見直しが決まっていたタイミングでもありました。

さらに、「今回の工事は赤字だったから…」と言われました。


正直、悔しかったですし、弊社には全く関係のないことです。


こちらも思いを持って関わってきた仕事ですし、大切にしている取引先です。

何より、現場の職人たちはムリな内容の工事を工期内にきっちりと、きれいに終わらせたという強いプライドを持っていました。


現場では無理をしながらも、どうすれば質の高い仕事になるかを常に考え、現場で汗を流してくれたのです。

それなのに、後から「今回の工事は赤字だったから…」と一方的に言われ、自分たちの仕事そのものを軽く扱われたように感じました。


技術者ならば、現場がどれだけ大変だったか共有できていると信じていたし、実際に感謝もたくさんいただいた分、正直とても悔しい思いをした出来事です。




■「何でも言うことを聞く」ことが幸せではない

この出来事は、最終的にその時は私たちがかなりの利益を削って調整しました。

そんなこと、受け入れられるとは思わずに。

しかし、その条件はあっさり受け入れられました。

しかも、後になって「実はその工事は赤字ではなかった」という事実を知ることになります。


その瞬間、正直なところ、こう思ってしまいました。


「今までの協力は何だったんだろう。」

「思いを持って頑張ってくれた現場の職人たちが、ばかみたいだな。」


でも、この出来事があったからこそ、私は気づけたことがあります。


それは、“関わるみんなの幸せ”を履き違えてはいけないということです。


相手の要望に応えることが、必ずしも正解ではない。

その場を丸く収めることが、良い関係とも限らない。


その場を丸く収めるために、曖昧なまま理不尽な要求を受け入れてしまえば、一体誰が一番苦しむのでしょうか。

むしろ、曖昧に受け入れてしまうと、自分たちの価値も、仕事の価値も下げてしまうことがある。


無理に価格を下げれば、どこかにしわ寄せがいきます。

材料の質かもしれないし、作業の精度かもしれない。

あるいは、現場で働く人の負担かもしれません。


工期を無理に短くすれば現場に焦りが生まれ、最終的に負担を強いられるのは現場で働く作業員です。焦りは、判断を鈍らせます。そしてそれは、安全性や仕上がりに必ず影響してきます。


だからこそ、私は「これからの付き合い方を変えなければならない」とはっきり決意しました。

「関わるみんなの幸せ」とは、何でも言うことを聞くことでは決してないのです。




■作業員を守るため、会社が徹底している「3つの約束」


では、「関わるみんなの幸せ」とは、具体的に何なのか。

私たちは、それを「安心して関われる状態」だと考えています。


無理をしなくていい。

嘘をつかなくていい。

ごまかさなくていい。


そういう環境の中で、一人ひとりが自分の役割に集中できることこそが、結果として良い仕事につながると確信しています。


それが結果として、良い仕事につながり、関わる人すべてにとってプラスになる。


それが、私たちの考える“幸せ”です。


そのために会社として、現場で働く作業員を守るための「3つの約束」を徹底しています。


約束①:曖昧にしない(無理なことは無理と断る)

金額も工程も、できることとできないことをできる限りはっきりと伝えます。

その場をやり過ごすための安請け合いは、絶対にしません。

なぜなら、その曖昧な返事が、後で現場のあなたを苦しめることになるからです。


約束②:現場の声を絶対に無視しない

実際に作業をする職人が感じている「違和感」や「危険」は、何よりも重要な判断材料。

上からの指示だけで強引に物事を進めるのではなく、現場の意見にしっかりと耳を傾ける。

その積み重ねが、安全で質の高い仕事につながると考えています。


約束③:価値観の合わない無理な仕事は受けない

私たちは、「誰とでも仕事をする」わけではありません。

すべてのご要望に応えられるわけではないからこそ、価値観が合う方と、長くお付き合いしていきたいと思っています。

安さだけを求める理不尽な仕事ではなく、「きちんと向き合いながら、いいものをつくっていきたい」。そう思ってくださる方と、一緒に仕事ができたら嬉しいです。

すべてのご要望に応えられないわけではないからこそ、自社の職人を大切にできるのです。



■職人同士のぶつかり合いも、良い仕事のためなら歓迎です!


現場では、常に人と人が関わります。

職人同士でも意見がぶつかったり、考え方や進め方の違いで衝突したりすることは当然あるでしょう。


でも、それは決して悪いことではありません。

それぞれが「より良いものをつくりたい」と本気で思っているからこそ、意見が出るのです。


大切なのは、その後。感情でぶつかるのではなく、目的に立ち返って話をすること


「誰のための仕事なのか」「何を守るべきなのか」

そこさえ見失わなければ、関係は壊れるどころか、むしろ強固なものになっていきます。


関わるみんなの幸せは、自然に生まれるものではありません。

一つひとつの判断と、積み重ねの中で、つくっていくものだと思っています。


正直に言います。誰かが無理をして成り立つ仕事は、長く続きません。


その場では成立しても、どこかで歪みが出ます。

そして最終的に、その影響を受けるのは、「お客様」であり、「現場で働く人」であり、「会社自身」です。


だからこそ、私たちは「無理なことは無理」と伝えます。

一見すると、それは冷たく感じるかもしれません。

期待に応えられない、という意味では申し訳ない気持ちもあります。


それでも、曖昧に引き受けることはしません。

できることと、できないことをきちんと分ける。

その上で、どうすれば最善になるかを一緒に考える。


それが、私たちの考える「誠実さ」です。





■ごまかしのない環境で、一緒にいい仕事をしませんか?


私が大切にしている「関わるみんなの幸せ」は、決して“全員が楽をして得をすること”ではありません。


時にはお客様の要望を断ることもあります。

時には、耳の痛いことをお伝えすることもあります。


その瞬間だけを見れば、「不満」や「不便」に感じることもあるかもしれません。

でも、それでもいいと思っています。


その場しのぎで信頼を失うより、正直に向き合って信頼を積み重ね、長く続く関係のほうが大切だからです。


関わる人すべてが、安心して仕事ができる環境をつくりたい。


楽をすることが幸せではない。無理を通すことが優しさでもない。

正直に、誠実に、目の前の仕事に責任を持つ。

それを積み重ねた先にしか、本当の幸せも、現場のやりがいもないと思っています。



土木工事の仕事は、地図や形に残ります。

そして同時に、一緒にやり遂げた「人との関係」も一生残る財産です。


だからこそ、ごまかしのない環境で、目の前の一つひとつを大切にしたい。

この価値観に共感し、「ここでやってよかった」と思える仕事を共に追求してくれる方。


もし今、直方市周辺で土木作業員として転職を考えている方、あるいは建設業界に少しでも興味がある方がいれば、ぜひ一度、私たちの現場の雰囲気を見に来てください。


ぜひ、福岡県直方市の弊社で一緒に働きませんか?

あなたからのご応募、あるいは「まずは話を聞いてみたい」というお問い合わせを、心よりお待ちしております。


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